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中野督夫ライブ1993    LIVE!海賊盤

CD発売&配信中!!
ミニアルバム『自慢のニョーボ』


フォークロックス・ミニアルバム「自慢のニョーボ」特設ページ!

1 自慢のニョーボ
2 タコのうた
3 旅の途中(リハーサルver)
4 自慢のニョーボ(カラオケ)
5 タコのうた(カラオケ)

Recording、Mix&Mastering:永井ルイ
Jacket design&illustration:相曽晴香
2000円(TAX IN)

1 トーベンボーカル。スペシャル・ゲストに告井延隆氏!
2 初のタコ坊ボーカル!
3 センチ「やっとかめ」のバージョンとは歌詞も違う初期のリハーサル・バージョン。もちろんトクオさんが歌っています。

ジャケ担当はアルバムと同じ相曽さんです。


CD販売ショップURL
湯川商店

配信URL
Apple Music
Spotify
Amazon Music
mora

他サイトも順次配信開始される予定ですので、
よろしくお願いいたします。
YouTube映像トレーラー
Trailer


残念ながらトクオはレコーディングに参加出来ませんでしたが、
本作はチャリティ ミニアルバムです。
皆さん、どうかよろしくお願いします。

フォークロックスCD「自慢のニョーボ」 ~湯川トーベンによる解説~

1,自慢のニョーボ
この曲は昔々、多摩川の土手(注)を散歩してた時にトクオさんのイメージで思い付き、同時に歌詞まで出来た。散歩中ずっと頭の中でこの曲が鳴っていたので一人で大受けし、ニタニタしながら歩いていたので、すれ違った人はさぞかしブキミであったと思われます。
レコーディングは吉祥寺のハイグレードな某スタジオを使用、部費のワリカンによりその膨大な費用を捻出したのであった。 スペシャル・ゲストには告井延隆氏を迎え、スティール・ギターを演奏してもらった。が、ついでにということで間奏のギターも弾いてくれ~とお願いしたところ快諾、スタジオにあったテキトーなフェンダー・ジャパンのテレキャスで「エレキは久しぶりだなあ~」と言いつつも演奏してくれた。さらについでにと「後半のヨーデルもやって~」とお願いしたところ、念仏のようなおぞましいヨーデルを披露、我々のドギモを抜いたのでした。さらに調子に乗った我々は「最後に一言が欲しい」とお願い、あのお言葉となった次第。
そして特筆すべきは、永井ルイがついにフィドラーとして本格的デビューを果たした歴史的な曲、という事実である。今までも、何故か弾かなくても華麗に演奏してくれるバイオリンを駆使して活躍していたのだが、今回ついにホンモノのフィドルを購入、俄然ヤル気を見せたのであった。
トクオは残念ながら今回のレコーディングには参加出来なかったので、2016年8月14日錦糸町「パピーズ」における「とくべん」ライブからカウントだけ抜き出し、イントロで俺たちを鼓舞してもらいました。
注:この土手は私の「ハナ」のジャケ撮影をした場所で、あの「ワントリック・ポニー」とも偶然出会ったという、いわゆる「伝説の聖地」である。
2,タコのうた
この曲は本多”taco-bow”正典(表記にうるさい)のイメージで「5分で出来た曲シリーズ」 のひとつ。タコ坊初のリードボーカルである。
今回のレコーディングは名古屋在住のタコとの衛星回線により、東京の我々との数々の困難 (時差など)を乗り越えての録音であった。
コーラスには向山テツも参加、「ハワイへ行くなら」もそうだが、この手の曲にはテツのコーラスがないといかんのです。
タコのパーカッションも大活躍。今回のCDではいろいろ面白い事やっているので、ヘッドフォーンでもお楽しみを。
最後の「ブクブク~」音も、この歌での海の深度や気象状況などの状況を徹底精査、そのイメージを求め、ルイが実際に東京湾に潜って採取した貴重な音源を使用した。
3,旅の途中
2009年暮れか2010年初頭頃だと思うが、トクオが「こんな曲があるでよ~」とリハにこの 曲を持ってきた。
のちにセンチ「やっとかめ」(2011)に収録されるのだが、この時点では歌詞もアレンジもまだ固まっていない。
これはスタジオでのリハーサルなのだが、なかなかリハには参加出来ないタコ坊も入っているし、みんな手探りで演奏していて面白いので、敢えて収録した。多分ライブではやっていないと思う。やはりトクオの歌も入らなければフォークロックスではありません。

永井ルイ インタビュー(聞き手:アベシンジロー)

(アベ)「月刊録音マガジン」のアベです。今日はフォークロックスの新作の録音、マスタリングを担当した永井ルイさんに来ていただきました。ここは表参道のカフェで今、インタビューしてる訳ですけど。
(ルイ)ええ、ええ。昼下がりのねえ、お洒落な都会というか。。
(ア)では、まずは今回のフォークロックスの新作、どういう事でこれを出すことになったか、というのをまずお願いします。
(ル)そもそも曲は湯川トーベンさんが。。まあ我々、実話シリーズというのをよく作るんですけどね。中野督夫さんがですね、色々紆余曲折ありましたが、そういう中で生まれた曲と。ただ今回はまあ闘病中という事で、何とか応援したいという事で皆さんに協力いただき、作りました。
(ア)じゃあ録音の事を中心に。。これ専門誌ですから。まず「自慢のニョーボ」ですが。
(ル)やっぱりあの、ゴキゲンな感じがですね。。
(ア)ゴキゲン?
(ル)ゴキゲンなイメージがあの、損なわれないように。。
(ア)今回はどんなスタジオで録られたんですか?何かすごいハイグレードな所で。。
(ル)都内某所、非常にハイグレードなスタジオを借りましてですね。。
(ア)よく借りられましたね、予算的にもね。。まさかパックではないですよね?
(ル)たまたま偶然空いてたといいますか。。ゴキゲンなサウンドを録るためには、まあ、あのーやっぱり、なかなか機材やらなんやらね。。
(ア)今回はパーカッションのタコ坊さんが名古屋なので、衛星回線を使って時差にも気を付けながら録った、というのを聞いたんですけど、その辺は。。
(ル)まあ通信速度が速くなった昨今ですね、データのやり取りが一瞬で行われるという事で。。
(ア)時差とかは大丈夫だったんですか?
(ル)ええ、時差はまあ東京と名古屋なんで、そんなに遅れなかったという。ハイテクノロジーを使ってですね。
(ア)どうやって録ったのかなあと思いましてねえ。。じゃあ元は3人だけで録った訳です ね?
(ル)そうですね(笑)
(ア)3人だけで録った訳じゃないですよね?だって今言いましたもんね名古屋って。
(ル)え、ええ。場所は名古屋ですけどね、4人で録ったという事で。まずあのー、最近の あのー、えー、レコーディングに対応するべくですね、えー、ハイレゾで録りましたね。
(ア)で、結局マイクは何本くらいで?
(ル)そうですね、まあ20本。。30本くらい試した中で、まあ4本くらいですね。。
(ア)4本も使いましたっけ?
(ル)え、えー、2本かな?絞りましたね~。まあ、あのドイツ製のものとかヨーロッパ製 のものとか。。一番シンプルなものにしました。色々試して勉強しながら。。
(ア)これじゃないですよね?(ルイさんの簡易レコーダーを指しながら)
(ル)これもあの、考えましたけど(笑)。まあ色んな機器で再生されると思いますけどね、イヤホンで聴いたりとかね。ただ、中には素晴らしい高価なオーディオマニアの方がお聴きになる可能性もありますから。。
(ア)いるんですかね、フォークロックスのファンにそんな。
(ル)ええ。まあ沢山いらっしゃると思いますね、ええ。なのでノイズに気を使いましたね。
(ア)ノイズ?(笑)そんな感じはあまりなかったような気がするんですけども。。
「シャー」とか?
(ル)すごい神経を使いましたね。電気のノイズですね。照明とか。。まあ、いいオーディオプレイヤーで聴いていただいて、あの~ノイズがいい意味でサウンドになっているかなと。
(ア)(苦笑)今回機材を総取替えしたそうで。。
(ル)そうですね。まあ、今まで使ってたものも良かったんですけど。。
(ア)パソコンがもう容量一杯という噂はないですか?途中で止まったりとか。
(ル)ええ。途中でよく止まりますね。
(ア)今どきあり得るんですかね、そんな途中で止まるとか。。スタジオでねえ。
(ル)ええ、まあ若干ちょっとスピードが遅くなったり。
(ア)スタジオに知らない人が来ると、犬が噛みつくという噂はその。。
(ル)ハハハハ。ええ。問題ありますねえ。そこに関してはいまだにありますねえ、はい(嘆息)。
なかなかこう、落ち着いて作業出来ないという。。
(ア)噛まれたミュージシャンがいるという噂は?
(ル)追い返されてしまって申し訳ない事をした、という事も多々ありましたねえ(遠い目)。。
(ア)そうですか。。珍しいスタジオですよね?
(ル)犬が支配してる家なので。。難しいとこですよね、スタジオがね(嘆息)。。
(ア)「旅の途中」はリハーサルの音源を。。あれは湯川さんの持っていた音源を使ったという。。
(ル)そうですね。歌詞が聴こえないところとかも持ち上げて、ノイズ除去とか。
(ア)であのー、「タコのうた」なんですけどもね、パーカッションいっぱい入ってますけど、名古屋とのやり取り、結構大変だったんじゃないですかね?「ハワイへ行くなら」の時
も非常に苦労なさったとか。(ル)そうですね。あの時の通信速度はちょっと遅かったので。。遅延が発生して。。混線したのかあのー、それを全部整理して直しました。
(ア)なるほど。最後なんかヘンな「ブクブク~」とかいう音が入ってますけど、あれは実際に東京湾に潜って録ってきたという噂がありますが?どの辺で?
(ル)あれはあのー、東京湾のもうあの。。ちょっと離れたとこですね。まあ、あのー危険のないところで。潜りすぎちゃったんですね~。ちょっと大変だったんですけどね。機材も壊れちゃったり。
(ア)苦労なさってね。ほんの10秒位ですけどね、使ったのは。
(ル)その辺は手を抜かない、という事で。苦労しましたね、はい。
(ア)今回のマスタリングで御苦労なさった点はなんでしょう?
(ル)まずあの、リハの音源であったり、音質がバラバラだったものですから、そこをうまく質感を変えないようにするというのが。。
(ア)難しいですよね。何回も何回もやり直しさせられた、という噂もありますけど?何でそんなに何度もやらせるんでしょうかね?
(ル)どうでしょうね?まあ。。
(ア)「アリくんの唄」も30回くらいやらさられたという。。
(ル)ええまあ。。あの一番の原因はあの~、機材が止まってしまうという事じゃないですかね~(笑)根本的に機材が古いという問題が(泣)。。
(ア)では今回のCDのセールスポイントを。
(ル)それぞれの歌手の特徴がよく出ているという事ですかね。
カラオケで歌われる際はそれぞれの人に成りきった形で是非歌ってもらえると・・
(ア)カラオケで歌う人いるんですかね?これが売れないと困るって言われてませんか?
(ル)まあそうですね。あのー沢山の人に聴いていただいてですね(苦笑)。
(ア)では最後に読者の方に一言お願いします。
(ル)そうですね~あの~、2020年に差し掛かろうという今ですね、世の中も情勢が色々 悪化してる中で、こういった曲をですね、え~、ゆったりと聴いていただけるように。。
(ア)ゆったりした曲なんでしょうかね?
(ル)まあね~、一回原点に帰って聴いていただくというのもね、あるんじゃないかと思いますね。是非聴いて下さい。
(ア)今日はこんな遠く、表参道まで来ていただいてありがとうございました。
(ル)ありがとうございました。